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一見なんでもない建物、でもその空間だけは温かで柔らかでしあわせそうな空気が漂っていました。
Parisのクリニャンクールは、3,000軒以上もの小さなアンティークショップが密集する世界最大の骨董の街。その雑然とした中から宝物を探し出すようなワクワク感も、ここにはありました。
グルニエ・ヴォヤージュの店主“岸部わよ”さんは、ヨーロッパで買い付けたアンティーク品を扱いながら、さまざまな個性的作家の作品をキュレーション。毎月毎回趣きのある個展を次々に開き、県内外に多くのファンを持つ人気オーナーです。
この日も、笑顔溢れる岸部さんとの楽しい会話と、優れた作家の逸品を求めて、多くの来客で賑わっていました。 そんな目利きの岸部さんに、私たちのkapocを選んでもらえたことをとても光栄に思い、今日はお店にお邪魔してきました。店内でヨーロッパのヴィンテージウェアと肩を並べてこのkapocが掛けられているのを見ると、感慨深いものがあります。
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岸部さんのご愛用はkapoc 1st. アンティークブラック。
春風の強く吹くこの日はまだ寒く、インナーにはタートルネックのセーターを。
それに合わせたのは、個展中の作品の刺繍ストール。アンティークリネンでできたサルエルパンツ、腕につけたバングルも、すべてこの店で個展を開いた作家作品です。
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「kapocって名前が素敵よね。それにKの刺繍も。だってほら私もKishibeだから。」
そう言いながら、お店に飾るお花を嬉しそうに選ぶ姿を拝見していると、“「割烹着」というイメージを飛び越えてWORKING COATとして愛用されたい”という私たちの願いが、まさにここで実現されていると実感できたのでした。
こうして岸部ファンの間にもじわじわと自然とkapoc愛用者が増えていくのも、納得できる瞬間でもありました。
「kapocの新作、とても楽しみです。早くお客様にもお見せしたい」
ありがたいお言葉と、たくさんのお土産を抱え、居心地良すぎて長居したその場所を後にしました。
(2021年2月27日 取材:渡邉)
“Grenier Voyage:グルニエ・ヴォヤージュ”
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